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特集 家族・介護者の“患者とのつきあい方”のコツ―患者の家族・介護者に教える知識と経験―
【疾患・障害別のつきあい方のコツ】
嚥下障害・誤嚥
兵頭 政光
1
Masamitsu Hyodo
1
1細木病院耳鼻咽喉科・こえと嚥下のセンター
キーワード:
経口摂取
,
誤嚥性肺炎
,
栄養管理
,
嚥下リハビリテーション
,
外科的治療
Keyword:
経口摂取
,
誤嚥性肺炎
,
栄養管理
,
嚥下リハビリテーション
,
外科的治療
pp.526-529
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002120
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はじめに
嚥下障害は脳血管障害,神経・筋疾患,加齢などさまざまな原因に基づき,超高齢社会に突入したわが国では急速に患者が増加している。また,脳性麻痺などによる重症心身障害児(者)においても嚥下障害がしばしば問題となる。このように嚥下障害は年齢層や病態が多様であり,自ずとその対応も患者ごとに異なるが,目指すところは「安全に口から食べる」ことである。RechらはEating Assessment Tool(EAT-10)などの評価ツールや水飲みテストなどにより,高齢の一般住民の約20%が嚥下障害を有すると報告している1)。これを当てはめると,国内の嚥下障害患者は数百万人にも及ぶことになり,その大半は自宅や介護施設などで生活している。このため,家族や介護者には嚥下障害の病態(障害様式と重症度),想定される予後,および安全な経口摂取に必要なポイントなどを理解し,嚥下障害への対応に協力してもらう必要がある。

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