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特集 透析医療と看護師の特定行為―看護師の役割拡大
9.透析管理の特定行為における安全管理の実態と課題―診療看護師としての実務から
後藤 修司
1
,
光﨑 禎朗
2
,
志水 英明
2
1宏潤会大同病院診療部NP科
2宏潤会大同病院腎臓内科
キーワード:
特定行為
,
診療看護師(NP)
,
透析管理
,
医療安全
,
インシデント
Keyword:
特定行為
,
診療看護師(NP)
,
透析管理
,
医療安全
,
インシデント
pp.619-625
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003842
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- 参考文献 Reference
透析患者の高齢化と多疾患併存に伴い,特定行為研修修了看護師および診療看護師(NP)による臨床判断の迅速化が期待されている.透析関連特定行為における重篤事故は少ないとされる一方,インシデントレベルでの実態は十分明らかではなく,看護師の立場によるインシデントの性質の違いや責任所在の多層性といった課題がある.本稿では,透析関連特定行為に伴うインシデントを想定事例として整理し,一般看護師・特定行為看護師・NPの三者における発生様式の違いを比較検討した.その結果,自律性が高まるほど「受動的エラー」から「能動的エラー」へ性質が変化し,インシデントが潜在化しやすくなる構造が示唆された.安全管理には,立場に応じた対策,手順書の標準化,継続教育,および根本原因分析に基づく組織文化の醸成が不可欠である.

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