Japanese
English
短報
特定行為研修における倫理教育の実態
Ethics education for nurses in training for medical practice as a "tokutei koui"
中釡 英里佳
1
,
宿利 優子
2
,
小野 美喜
1
Erika NAKAGAMA
1
,
Yuko SHUKURI
2
,
Miki ONO
1
1大分県立看護科学大学
2元大分県立看護科学大学
1Oita University of Nursing and Health Sciences
2Former Oita University of Nursing and Health Sciences
キーワード:
看護倫理
,
教育
,
特定行為
,
実態調査
,
nursing ethics
,
education
,
tokutei koui
,
survey
Keyword:
看護倫理
,
教育
,
特定行為
,
実態調査
,
nursing ethics
,
education
,
tokutei koui
,
survey
pp.48-55
発行日 2024年3月20日
Published Date 2024/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
特定行為研修における倫理教育の実態を明らかにすることを目的とした。研修実施者442名を対象に無記名自記式質問紙調査を行った。研究対象者51名の所属研修機関は、病院が多く、大学院はなかった。倫理教育実施者は、看護実践者の次に医師が多かった。研修機関において、「看護倫理」科目名はほとんど立てられず、厚生労働省が提示する「医療安全」や「特定行為実践」科目とし倫理教育が行われていた。倫理教育内容に関して、研修実施者は指定外の内容も「教えている」という認識をもち、倫理教育の必要性を感じていた。倫理教育方法はEラーニングが多かったが、「多職種協働とコミュニケーション」など、事例検討やテーマディスカッションで実施している内容もみられた。研修実施者は、受講者の倫理教育のレディネスの差を感じていた。教育内容ごとに様々な教育方法を検討し、限りある人的資源を活用して倫理教育を行っていることが示唆された。
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