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特集 小児 一次救急マニュアル─帰宅可能か?二次救急か?判断のための手引き─
❸一次救急でみられる主な疾患
10.自傷行為と自殺企図
中村 俊一郎
1
,
鴇田 夏子
1
,
高橋 孝雄
1
1慶應義塾大学病院小児科
キーワード:
自傷行為
,
リストカット
,
自殺
,
虐待
,
いじめ
Keyword:
自傷行為
,
リストカット
,
自殺
,
虐待
,
いじめ
pp.755-761
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000882
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- 参考文献 Reference
近年,若年層の自殺,自傷行為が問題になっている.自傷行為の多くは直接的に生命に影響する可能性は低い.一方,子どもが自傷行為を行う背景には虐待やいじめなどの深刻な問題が隠れていることが多く,問題が解決されなければ,その後の自殺のリスクは増加する.自傷行為の対応は診療を行う側の負担も大きい.しかし,医療者が子どもの自傷行為が行われる背景を理解し,支持的に寄り添うことで,一次救急の場が子どもと家族を困難な状況から救う転換点になる可能性がある.自傷行為を一回の診療で解決することは難しいが,一次救急での小児科医との出会いが,辛い状況のなかで生き延びようとしている子どもにとって支えになる必要がある.

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