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特集 思春期を診る!
Ⅱ章 小児科医が行う思春期診療─どう診るか?どこまで診るか?
28 触法行為・自殺企図
大西 雄一
1
Y. Onishi
1
1東海大学医学部専門診療学系精神科学
キーワード:
思春期
,
触法行為
,
自殺企図
Keyword:
思春期
,
触法行為
,
自殺企図
pp.681-686
発行日 2018年4月30日
Published Date 2018/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000450
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思春期の触法行為や自殺企図という一見まったく異なる事象について,それらの根本にある問題を理解し解決するために,症例提示を行い考察を加えた.触法行為にしろ自殺企図にしろ,その契機となった躓きそのものを扱うことにより問題が解決することはまれである.表面に現れている行動様式のみを扱うのではなく,個人の歴史的な背景や歴史的な流れとして触法行為や自殺企図に至る過程をたどり把握しないと理解が深まらないような状態像であり,同時にそれぞれの人々の物語の一部であると言える.その物語がまさしく自分のものであることを実感し主体的に生きて行くためには,それなりの自己肯定感や他者への信頼感が必要となるのである.

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