Japanese
English
症例報告
視床痛と抑うつを呈し自殺企図を繰り返した1片麻痺例
Case Report of A Hemiplegic Patient with Thalamic Pain and Depression, Attempting Suicide Repeatedly.
豊倉 穣
1
,
小畑 博嗣
2
,
水野 清
2
Minoru Toyokura
1
,
Hiroshi Obata
2
,
Kiyoshi Mizuno
2
1東海大学医学部リハビリテーション学教室
2社会保険中央総合病院理学診療科
1Department of Rehabilitation Medicine, Tokai University School of Medicine
2Division of Rehabilitation, Shakaihoken Chuo Sogo Hospital
キーワード:
視床痛
,
脳出血
,
抑うつ
,
自殺企図
,
リハビリテーション
Keyword:
視床痛
,
脳出血
,
抑うつ
,
自殺企図
,
リハビリテーション
pp.231-234
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107819
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はじめに
今回われわれは,急性期病院,リハビリテーション専門病院を経て(いわば通常の入院リハビリテーション・プログラムを終了して)自宅復帰の後,自殺企図を繰り返すに至った症例を経験した.自殺企図に付随する諸問題は,主に家庭復帰後より再燃あるいは表面化しており,そこには身体障害に関連する心理社会的問題の加重が示唆された.そこで今回,本例の経過を紹介するとともに,その症候や対応に若干の考察を加えて報告する.
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