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特集 肥満と整形外科疾患
健康長寿の鍵を握る「サルコペニア肥満」
Sarcopenic obesity;a key determinant of healthy longevity
日下部 徹
1
Toru KUSAKABE
1
1国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター内分泌代謝高血圧研究部,臨床内分泌代謝研究室
キーワード:
Sarcopenic obesity
,
Myostatin
,
Bimagrumab
Keyword:
Sarcopenic obesity
,
Myostatin
,
Bimagrumab
pp.871-876
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003853
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- 参考文献 Reference
要旨:サルコペニア肥満は,サルコペニアと肥満が併存する病態である。高齢化と肥満者数の増加が世界的に進行するなかで,その有病率は増加してくることが予想される。サルコペニアと肥満は相互に作用することで悪循環を形成し,サルコペニア肥満は単なる体組成異常ではなく,全身性の代謝・炎症異常を伴う複合病態となり,心血管疾患の高リスク群にもなっている。実際,サルコペニア肥満では,単独のサルコペニアや肥満と比較して,転倒・骨折リスクが増大しているだけではなく,代謝異常や心血管疾患,死亡リスクの増大など,不良な転帰と強く関連している。2024年,日本サルコペニア肥満ワーキンググループ(JWGSO)よりサルコペニア肥満の診断アルゴリズムが提唱された。新規治療薬としては,ビマグルマブが期待されている。今後,エビデンスがさらに蓄積され,サルコペニア肥満の早期発見,治療介入ができれば,健康寿命の延伸につながることが期待される。

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