特集 心疾患診療に活かす心臓リハビリテーション:まとめエッセンス
心臓リハビリテーションのトピックス サルコペニアに対する薬物的・栄養学的介入
石田 純一
1
1東京大学 大学院医学系研究科循環器内科学
キーワード:
Essential Amino Acids
,
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
Creatine
,
Vitamin D
,
食品中のタンパク質
,
栄養管理
,
筋肉減少症
,
高タンパク食
,
Beta-Hydroxyisovaleric Acid
,
Bimagrumab
Keyword:
Dietary Proteins
,
Diet, High-Protein
,
Vitamin D
,
Creatine
,
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
Amino Acids, Essential
,
Bimagrumab
,
Sarcopenia
,
Nutrition Therapy
,
Beta-hydroxyisovaleric Acid
pp.779-782
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020279797
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1 サルコペニアの治療として運動療法が一定の有効性を示してきたが、栄養療法や薬物療法の効果、特に運動療法をベースとしたこれらの治療介入の相加的効果は検討中である。2 栄養療法は筋力や身体機能の維持や改善に重要であると考えられ、必須アミノ酸、たんぱく、ビタミンD、クレアチン等の補充があげられるが、その相加的効果は一定ではない。3 薬物治療として、蛋白合成を促進するあるいは蛋白分解を抑制する複数の化合物は筋量を増加させるが、筋力や身体機能への影響に関しては報告によってばらつきがあり、臨床応用には至っていない。
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