サルコペニアと骨代謝
メカニカルストレスと筋
宇都宮 健郎
1
,
奥村 裕司
,
二川 健
1徳島大学 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体栄養学分野
キーワード:
Insulin-Like Growth Factor I
,
シグナルトランスダクション
,
メカニカルストレス
,
筋萎縮症
,
タンパク質
,
骨格筋
,
廃用症候群
,
Myostatin
,
タンパク質分解
,
CBLB Protein
,
CBLC Protein
Keyword:
Muscular Atrophy
,
Proteins
,
Stress, Mechanical
,
Signal Transduction
,
Muscle, Skeletal
,
Muscular Disorders, Atrophic
,
Proteolysis
,
Myostatin
,
CBLC Protein, Human
,
CBLB Protein, Human
,
Insulin-Like Growth Factor I
pp.109-117
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2013172552
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無重力環境やギプス固定,寝たきりなど骨格筋への機械的負荷(メカニカルストレス)の減少によって骨格筋量は著しく減少する.このようなメカニカルストレスの減少によって引き起こされる骨格筋量の減少は,廃用性筋萎縮と呼ばれる.廃用性筋萎縮は加齢に伴う筋萎縮と比較して,短い期間に激しく筋量が減少する.骨格筋がメカニカルストレスの変化を感知し適応するメカニズムの解明は,筋萎縮の予防,治療につながる重要な課題である.そこで本稿では,メカニカルストレスと骨格筋の応答性について述べるとともに,廃用性筋萎縮の発症機構について考察する.
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