Japanese
English
特集 半月板―Save the Meniscus 2026
Ⅳ.靱帯損傷に伴う半月板の治療
膝靱帯損傷に伴う半月板の治療―外側半月板損傷に対する縫合術―
Repair of lateral meniscal tears associated with knee ligament injuries
塩泡 孝介
1
,
大坪 英則
2
,
西川 大樹
3
,
神谷 智昭
3
,
鈴木 智之
4
,
寺本 篤史
3
Kousuke SHIWAKU
1
,
Hidenori OTSUBO
2
,
Daiki NISHIKAWA
3
,
Tomoyuki SUZUKI
4
1KKR札幌医療センター,整形外科
2札幌スポーツクリニック
3札幌医科大学医学部,整形外科学講座
4札幌円山整形外科病院
キーワード:
Anterior cruciate ligament(ACL)
,
Meniscus repair
,
Lateral meniscal injury
Keyword:
Anterior cruciate ligament(ACL)
,
Meniscus repair
,
Lateral meniscal injury
pp.515-521
発行日 2026年4月30日
Published Date 2026/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003786
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
外側半月板に対する切除術は,長期成績が不良であることが明らかとなっており,可能な限り縫合術を優先すべきであるが,特に前十字靱帯(ACL)損傷合併例では,同時ACL再建術により関節内環境が良好となり,縫合後の治癒率が高くなるため積極的に縫合術を行うべきである。縫合術による治癒獲得が困難とされることの多い横断裂・複合断裂や陳旧例では治癒率はやや低下するが,切除によるデメリットと,仮に治癒が不十分でも抜釘手術時の二期的関節鏡評価での追加処置が行いやすいことから,ACL再建術を同時に行う場合は,単独の半月板手術の術式を選択するよりも,縫合術を広く適応するべきであると考えられる。切除術と縫合術の比較,ACL再建術を同時に行うことの半月板縫合の治癒に与える影響,保存治療の適応と限界,横断裂・複合断裂・陳旧例への知見等を整理し,ACL再建術を同時に行う場合の外側半月板損傷は原則として縫合するべきであることについての根拠を提示した。

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