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特集 困難症例に対する消化器内視鏡外科手術(小腸・大腸)
解剖学的変異を伴う直腸癌症例に対する内視鏡外科手術
松田 武
1
,
掛地 吉弘
1
1神戸大学食道胃腸外科
キーワード:
直腸癌
,
解剖変異
,
内視鏡外科
Keyword:
直腸癌
,
解剖変異
,
内視鏡外科
pp.1895-1901
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004748
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直腸癌手術は,解剖学的に複雑な骨盤内で行われる難度の高い手術である。近年,腹腔鏡手術やロボット支援手術,さらには経肛門的全直腸間膜切除術(transanal total mesorectal excision;TaTME)が普及し,手術の低侵襲化と精緻化が進んできた。これらの技術革新により,術式の拡大や神経温存の精度向上が得られる一方で,外科医には従来以上に解剖学的理解の深さが求められている。とくに,血管や神経の走行,尿管の位置といった解剖学的変異に遭遇した際には,術前の想定と術中の所見に齟齬が生じ,対応を誤れば重大な合併症につながる可能性がある。

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