特集 困難症例に対する消化器内視鏡外科手術(食道・胃)
局所進行胃癌に対する内視鏡外科手術
木下 淳
1
,
稲木 紀幸
1
1金沢大学消化管外科
キーワード:
内視鏡外科
,
胃癌
,
膵脾合併切除
Keyword:
内視鏡外科
,
胃癌
,
膵脾合併切除
pp.1787-1794
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004710
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
胃癌は依然としてわが国において高い罹患率と死亡率を示す悪性腫瘍であり,とくにcT2以上の深達度を有する進行胃癌では,再発や転移のリスクが高く,集学的治療が求められる病態である。このうち,局所進行胃癌とは,遠隔転移が認められず,画像診断上リンパ節転移があっても,領域リンパ節に限局している病変を指す。局所進行胃癌に対しては,適切な範囲の胃切除およびD2リンパ節郭清を基本とした外科的治療が根治を目指すうえで最も重要な鍵となる。

Copyright © 2025, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.

