Japanese
English
症例
画像診断をもとに早期診断に至った皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫の1例
Subcutaneous panniculitis-like T-cell lymphoma diagnosed in the early stage based on the findings of diagnostic imaging
内藤 連
1
,
吉岡 勇輔
1
,
須崎 賢
2
,
小杉 信晴
2
,
沢田 泰之
1
Ren NAITO
1
,
Yusuke YOSHIOKA
1
,
Ken SUZAKI
2
,
Nobuharu KOSUGI
2
,
Yasuyuki SAWADA
1
1東京都立墨東病院,皮膚科(主任:沢田泰之部長)
2同,血液内科
キーワード:
皮下脂肪式炎様T細胞リンパ腫
,
悪性リンパ腫
,
超音波検査
,
MRI
Keyword:
皮下脂肪式炎様T細胞リンパ腫
,
悪性リンパ腫
,
超音波検査
,
MRI
pp.355-358
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005682
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- 参考文献 Reference
48歳,女性。当科初診の8カ月前から右耳介下部の耳下腺に一致する部位に紅斑・腫脹が出現した。耳下腺針生検で耳下腺疾患は否定され,超音波検査やMRI検査で皮下組織に炎症をきたす疾患が疑われ皮膚生検を行った。皮膚生検でlobular panniculitisの像を呈しており,浸潤するリンパ球は異型性がみられ,rimming像やbean bag cellがみられた。浸潤細胞はCD3,CD8,granzyme Bが陽性,フローサイトメトリーでCD2,CD3,CD4,CD5,CD7,CD8,TCRαβが陽性であり,皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫と診断した。本症は皮膚リンパ腫のなかでもまれであり診断が遅れる例も多く,画像検査で皮下組織に炎症をきたす所見がみられたら本症を鑑別にあげ,皮膚生検を行う必要があると考える。

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