Japanese
English
症例と治験
慢性疼痛に対するトラマドール塩酸塩/アセトアミノフェン配合剤の長期(52週間)投与試験
井上 靖雄
1
,
西村 暁良
,
田熊 清貴
,
坂田 秀雄
,
千葉 純司
1東京女子医科大学東医療センター 整形外科・リウマチ科
キーワード:
嘔吐
,
悪心
,
生活の質
,
疼痛測定
,
経口投与
,
便秘
,
臨床試験
,
多施設共同研究
,
治療成績
,
めまい感
,
視覚アナログ尺度
,
慢性疼痛
,
眠気
,
SF-36
,
Tramadol-Acetaminophen
Keyword:
Constipation
,
Clinical Trials as Topic
,
Administration, Oral
,
Dizziness
,
Nausea
,
Pain Measurement
,
Quality of Life
,
Multicenter Studies as Topic
,
Vomiting
,
Treatment Outcome
,
Visual Analog Scale
,
Sleepiness
,
Chronic Pain
pp.88-97
発行日 2012年1月19日
Published Date 2012/1/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2012127889
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
様々な疾患に起因する慢性疼痛に対し、トラマドール塩酸塩とアセトアミノフェンの配合錠を最長52週間継続投与する多施設共同非盲検試験を行った。対象は、変形性膝関節症、関節リウマチによる疼痛、腰痛症、頸肩腕症候群、糖尿病性神経障害性疼痛、帯状疱疹後神経痛などが3ヵ月以上持続し、NSAIDs経口薬が無効の症例190例とした。治療効果の評価は「VAS(0~100mm)」「痛みの全般改善度(6段階尺度)」「SF-36」で行った。試験の結果、VASは治療開始時に比べて4週目に平均-22.3±21.19mmとなり、28週目には-35.5±23.17mm、52週目には-36.5±21.94mmと更に改善していた。痛みの全般改善度が「中等度改善」以上を示した患者の割合は4週目が45.3%、28週目67.6%、52週目72.9%であった。SF-36の各下位尺度の平均得点は治療期間を通して増加し続け、特に[体の痛み]の改善幅が大きかった。原疾患別で治療効果を比較したところ、大きな違いは認めなかった。悪心や便秘などの副作用をほぼ全例に認めたが、その程度はほとんどが軽度~中等度であった。また副作用は投与開始後1週目までは高頻度に出現したが、その後は10%未満の出現率で推移した。

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