Japanese
English
経験と考察
骨折リエゾンサービス介入により胸腰椎椎体骨折の二次性骨折は防げたか
Did the fracture liaison service intervention prevent secondary fractures after osteoporotic vertebral fractures?
富永 冬樹
1,2
,
藤崎 和寛
3
,
松田 秀策
1,2
,
吉本 隆昌
4
F. Tominaga
1,2
,
K. Fujisaki
3
,
S. Matsuda
1,2
,
T. Yoshimoto
4
1福岡整形外科病院整形外科
2福岡整形外科病院臨床研究センター
3福岡整形外科病院医事課
4福岡整形外科病院
1Dept. of Orthop., Fukuoka Orthopaedic Hospital, Fukuoka
キーワード:
osteoporotic vertebral fracture
,
secondary fracture
,
fracture liaison service
Keyword:
osteoporotic vertebral fracture
,
secondary fracture
,
fracture liaison service
pp.807-811
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei77_807
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- 参考文献 Reference
は じ め に
骨粗鬆症性骨折後の骨粗鬆症治療薬の導入率および継続率が低いことが問題としてあげられ1),骨折の連鎖を防ぐためにわが国では令和4年度の診療報酬改定で「二次性骨折予防継続管理料」が設立された.それをふまえ当院でも令和4年5月から骨折リエゾンサービス(fracture liaison service:FLS)を導入し,大腿骨近位部骨折患者と骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture:OVF)の入院患者を対象にFLSチーム活動を開始した.チームは毎週1回カンファレンスを開催し,対象入院患者の情報共有と骨粗鬆症治療薬の決定を行い,一律ではなく患者の病態や環境に応じた適切かつ継続可能な骨粗鬆症治療薬を選別している.特にOVF患者では通常の患者情報や骨密度・海綿骨スコア(TBS)などの検査所見のみではなく,MRIでの骨折椎体の偽関節リスクも評価し,偽関節リスクの高い患者では骨形成促進薬も積極的に考慮している.
しかし,そのような薬剤選択を行っても,比較的短期間で二次性OVFを生じたり,繰り返す患者も散見される.そこで本稿では,FLS介入によりOVFの二次性骨折が減少したか否かを調査したので報告する.

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