Japanese
English
問題点の検討
骨折リエゾンサービス介入による骨粗鬆症治療薬の現状
Medications for osteoporotic fragility fractures by intervention of fracture liaison service
富永 冬樹
1
,
松田 秀策
1
,
吉本 隆昌
1
F. Tominaga
1
,
S. Matsuda
1
,
T. Yoshimoto
1
1福岡整形外科病院
1Fukuoka Orthopaedic Hospital, Fukuoka
キーワード:
osteoporosis
,
medication
,
fracture liaison service
Keyword:
osteoporosis
,
medication
,
fracture liaison service
pp.129-131
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_129
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は じ め に
骨粗鬆症性骨折後の骨粗鬆症治療薬の導入率や継続率が低いことは以前から問題としてあげられており1),骨折の連鎖を防ぐために本邦では2022(令和4)年度の診療報酬改定で「二次性骨折予防継続管理料」が設けられた.これは大腿骨近位部骨折に対する手術的治療を施行した患者を対象に,二次性骨折の予防を目的として,骨粗鬆症の計画的な評価および治療などを行った場合に算定できる.当院でも2022年5月から骨折リエゾンサービス(fracture liaison service:FLS)チームを立ち上げ,大腿骨近位部骨折患者と骨粗鬆症性椎体骨折の入院患者を対象にFLSを開始した.
本研究では,FLS介入による骨粗鬆症治療薬の現状を調査したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2024