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特集 肝臓病診療―肝臓が語るサインと,診療の最前線
[Chapter 4] 肝臓と全身疾患
実地医家が対応するマルチモビディティ
炎症性腸疾患(IBD)と関連する肝疾患
尾城 啓輔
1
,
中本 伸宏
1
1慶應義塾大学 消化器内科
キーワード:
原発性硬化性胆管炎(PSC)
,
炎症性腸疾患(IBD)
,
腸内細菌
Keyword:
原発性硬化性胆管炎(PSC)
,
炎症性腸疾患(IBD)
,
腸内細菌
pp.408-410
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika138_408
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- 参考文献 Reference
★★★原発性硬化性胆管炎(PSC)は慢性進行性の胆汁うっ滞性肝疾患で,高率に炎症性腸疾患(IBD)を合併する.合併する腸炎は右側結腸優位で,潰瘍性大腸炎(UC)やCrohn病の典型像とは異なることが知られている.
★PSCの病態形成において,腸内細菌を含めた腸内環境の関与が示されている.近年,患者糞便中から分離されたKlebsiella pneumoniaeが腸管バリア破壊や肝内の免疫異常をもたらすことがマウスモデルで示され,新たな治療ターゲットとして期待されている.
★★IBDでは,やせ型でも代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)の有病率が高く,その要因として腸内細菌叢の変化が報告されている.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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