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連載 がん薬物療法看護のWhat’s Trending! Past ☞ Current ☞ Future 【37】
がん薬物療法に関連した眼症状の特徴と看護支援
菅野 かおり
1
,
木下 実里
2
1大阪医科薬科大学看護キャリアサポートセンター
2神戸大学医学部附属病院腫瘍センター/がん薬物療法看護認定看護師
pp.431-439
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango31_431
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はじめに
がん研究が画期的に進展をみせるなか,分子標的治療薬や抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate:ADC),免疫チェックポイント阻害薬,二重特異性抗体薬などといった新たな治療薬が続々と開発されている.このことによって,これまでに治療が不可能または難治と考えられていたがん種においても,生存期間の延長や患者の生活の質(QOL)向上などの利益が得られるようになってきた.一方で,どのがん薬物療法薬においても薬物有害反応出現の危険は伴っており,モニタリングと支持療法が重要となってくる.
がん薬物療法薬にはさまざまな薬物有害反応が出現するが,使用する薬剤の種類と患者の状況によって症状は異なる.今回取り上げる眼症状は多くの薬剤で出現する症状ではなく,患者も医療者も見過ごしがちである.しかし,眼のかすみや視力の低下などはそのまま放置してしまうと日常生活に大きな影響を与えることになるため,看護師はがん薬物療法薬による眼症状出現の可能性を十分にアセスメントし,予防対策や症状のモニタリング,効果的な支持療法,生活支援などの管理を行っていく必要がある.
本稿では,がん薬物療法薬に伴う眼症状の出現形態と症状緩和に向けた対応について述べる.そして,施設における眼症状への管理方法の実際を紹介する.

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