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第1特集 ジェネラリストのアレルギー診療
食物アレルギー
-─食物以外との交差反応
田村 誠朗
1
1兵庫医科大学病院 アレルギー・リウマチ内科
pp.1236-1239
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026100009
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Point
― 食物以外(花粉,ラテックス,マダニ,クラゲ,ネコなど)への感作が原因となる食物アレルギーがある.原因が食物そのものにないため背景を知らないと気づきにくく,加熱・加工で失活するものとしにくいものがある点の理解が,適切な診断と食事指導につながる.
― 花粉症,職業(医療従事者),屋外活動,マリンスポーツ,ペット飼育などの背景を問診で確認することが診断の糸口となる.
― 最も頻度が高いのは花粉食物アレルギー症候群(PFAS)で,多くは口腔症状に留まるが,一部は全身反応を起こす.
― α-Gal症候群(マダニ)や納豆アレルギー(クラゲ)は,摂取から数時間後に発症する遅発型で,原因の特定が難しい.
― 加熱した食品でも症状が出る場合や,口腔症状に留まらず全身症状・アナフィラキシーをきたした既往がある場合は,重い反応につながりやすく,専門医への紹介を検討する.

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