特集 増えている大人の消化管アレルギー
食物アレルギー 食物アレルギーの治療と対処法
福冨 友馬
1
1国立病院機構相模原病院臨床研究センター アレルゲン研究室
キーワード:
果実
,
化粧品
,
職業病
,
過敏症-食品性
,
免疫学的脱感作
,
胃腸管アレルギー
,
経口免疫寛容
,
調理師
,
ラテックス-果物症候群
,
花粉・食物アレルギー症候群
Keyword:
Cosmetics
,
Food Hypersensitivity
,
Fruit
,
Desensitization, Immunologic
,
Occupational Diseases
pp.913-918
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021278690
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<Headline>1 食物アレルギーは、その発症メカニズムに関して多様性を示す。その治療や対処方法も臨床亜型により大きく異なっている。2 対処方法として、どの臨床亜型に関しても共通するのは、原因食物を交差反応性まで考慮して回避するように指導することである。回避の厳格さは、病態や患者の重症度により異なる。3 経皮感作や経粘膜感作により食物アレルギーが発症した事例に関しては、発症の原因となったアレルゲン曝露が継続すると食物アレルギー病態は増悪し、原因となったアレルゲン曝露を回避すれば病態も改善することが多い。
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