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第1特集 感染症のillness scriptと治療メルクマール
化膿性脊椎炎
梅本 大地
1
1天理よろづ相談所病院 総合診療教育部
pp.1086-1089
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026090007
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はじめに
化膿性脊椎炎は,診断して抗菌薬を開始すれば完結する疾患ではない.実臨床では,治療開始後に患者が順調に回復しているのか,それともどこかでつまずいているのかを,症状,神経学的所見,炎症反応,培養,画像をもとに継続的に判断し,次の一手につなげる必要がある1).
illness scriptは典型的な主訴,時間経過,身体所見,検査,画像を「診断までの物語」として整理し,鑑別精度を高める枠組みである.同時に,治療開始後に何がどの順に改善するかを把握することも重要である.本稿では,化膿性脊椎炎について,診断までのillness scriptと治療開始後のillness scriptを対にして整理し,さらに治療のメルクマールと経過不良時の再評価の視点をまとめる.

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