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みえる! わかる! 循環器のくすり 心不全・高血圧編 第3部 用語解説
19 高血圧と生活習慣 飲酒・喫煙
小國 恵子
1
1医療法人社団まほし会真星病院看護部
pp.650-651
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2026040029
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◉飲酒
アルコールには血管拡張作用があり,一時的に血圧は低下しますが,習慣的な飲酒の継続により血圧は上昇するといわれています.高血圧のない成人でも習慣的な飲酒により血圧が上昇することが知られています.少量,中等量の飲酒では,心筋梗塞や虚血性脳卒中のリスクが低いとの報告もありますが,大量の飲酒により,高血圧や脳卒中,アルコール性心筋症(ACM),心房細動,睡眠時無呼吸症候群(SAS),がんの原因にもなり死亡率を高めます.飲酒制限した場合の降圧効果は,1~2週間程度で認められ,メタ解析では,節酒の降圧効果は収縮期圧で-3mmHg,拡張期圧で-2mmHg程度でした1).そのため,『健康日本21』2)においても,節度ある適度な飲酒が推奨されています.多くの文献で,日本人における節度ある適度な飲酒量は,1日平均純アルコールで約20gとされており,女性は男性よりも少ない量が推奨されています.純アルコール量は「純アルコール量(g)=飲酒量(mL)×アルコール度数/100×0.8(アルコール比重)」で計算されます.代表的な酒類のめやす量を表に示します.飲酒習慣がある患者には,適量を提示するとともに,休肝日を設けるなど摂取機会を減らすよう指導します.また,飲酒の際にはおつまみや宴席料理などで塩分が多くなる傾向にあるため,食事内容にも注意を促します.
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