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特集 細胞測定法マニュアル
細胞運動測定法
分泌量測定(微量定量測定) 個々の細胞からのホルモン放出量測定法—reverse hemolytic plaque assay
Measurement of release from individual pituitary cells using a reverse hemolytic plaque assay
服部 淳彦
1
,
鈴木 卓朗
1
Atsuhiko Hattori
1
,
Takuro Suzuki
1
1聖マリアンナ医科大学第1解剖学教室
pp.510-512
発行日 1988年10月15日
Published Date 1988/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905204
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
従来,"ホルモンの放出量"といえばin vivo,in vitroを問わず,それぞれの内分泌器官における細胞群全体の反応としてしか取り扱うことができなかった。本稿で紹介するreverse hemolytic plaque assayは,1個の細胞からのホルモン放出量を測定できる画期的な方法である。元来この方法は,B cellの抗体産生能を検定するhemolytic plaque assayの変法として,抗原放出能の検定に開発されたものである1)。1983年Neillら2)の一派によって初めて下垂体学に導入されたが,現在まで筆者ら3)を含めても世界で3,4のグループから発表されているのみである。下垂体にとどまらず,抗原を放出する細胞であればどんな細胞にでも適用できる特徴を持っており,今後急速に普及していくものと思われる。
この方法の原理は,細胞の回りに放出されたホルモンが抗体と結合し,さらにprotein Aを介して赤血球と結合した後,補体によってホルモン—抗体のcomplexが形成された赤血球のみに溶血が生じるというものである。したがって,細胞の回りに形成された溶血斑の面積を測定すれば,1個の細胞から放出されたホルモン量が算出できるわけである。本稿では現在当教室で行っている方法について紹介する〔なお本法の基礎となっているNeillら(1986)4)の方法を合せて参考にされるとよい〕。

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