Japanese
English
特集 低栄養と生体機能
総説
栄養失調と染色体異常は相関するか
Malnutrition and chromosomal aberrations
藤田 道也
1
Michiya Fujita
1
1浜松医科大学生化学第2講座
pp.438-443
発行日 1982年12月15日
Published Date 1982/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903571
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、438ページから443ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.栄養失調(malnutrition)
栄養失調には大きく分けてmarasmusとkwashiorkorがある。前者はtotal food intakeが非常に限られている状態で,protein-calorie malnutrition(略してPCM)とも呼ばれ,今から三十数年前の国内にふつうにみられた「栄養失調」である。marasmusという言葉はギリシャ語のmarainein(消粍する)からきているが,O. E. D. によると英語圏での一番古い用例は1656年のTrappの"Now, alas, I lie under a miserable marasmus"であり,1837年のSydney Smithからの引用では,"誰にもお気に入りの最後があるものさ:中風で死ぬやつもあればmarasmusで死ぬやつもある"とあって,marasmusはかつて結核を意味したのかもしれない。
Kwashiorkorは英語圏では1935年に初めて用いられた。本来ガーナ原住民の言葉であるのをWilliams1)が英誌Lancetでそのまま用いたのである。同記事によるとクワシオルコルは原住民の赤ん坊が次の子供が生まれたときにかかる病気であり,トウモロコシ食に原因があるとされた。(栄養学的にみるとトウモロコシ食にはアミノ酸トリプトファンの欠乏がつきまとう。)

Copyright © 1982, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.

