今月の主題 白血病—最新の知見と治療の進歩
病態と診断
染色体異常
鎌田 七男
1
1広島大学原爆放射能医学部研究所・臨床第一(内科)部門
pp.1542-1544
発行日 1985年9月10日
Published Date 1985/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219910
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細胞遺伝学分野からみると白血病における最近の知見として,2つをあげることができる.1つは白血病の形態的病型分類であるFAB(French-American-British)分類と染色体異常型との関連で,他の1つは白血病における特異的染色体異常切断部位と"発癌遺伝子"の局在部位との関連である1).この2つは,ともに白血病発生機序や白血病細胞の分化,機能とも関連した知見であり,一括して述べてゆく.
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