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増大特集 生命動態システム科学
Ⅱ.数理生物学
8.ネットワーク
(3) 細胞内情報伝達系の定量的なシミュレーション
青木 一洋
1
Aoki Kazuhiro
1
1京都大学大学院医学研究科 生命動態システム科学拠点事業 時空間情報イメージング拠点
pp.490-491
発行日 2014年10月15日
Published Date 2014/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200054
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- 参考文献 Reference
■細胞内情報伝達系
細胞は外界から増殖因子などの入力シグナルを主として細胞膜上の受容体で受け取り,“細胞情報伝達系”を通じてその情報を表現型として最終的に出力する。つまり細胞内情報伝達系とは外部の入力シグナルを特定の出力シグナルに変化するシステムと捉えることができる。細胞内情報伝達系の実態は,分子と分子の結合やリン酸化・脱リン酸化反応など生化学的な反応と拡散・輸送といった物理的な反応の連鎖で表現されるネットワークである(図)1)。さらに,情報伝達系はフィードバック機構やアロステリック効果などの調節が入った,さながら複雑な電気回路の様相を呈した複雑なネットワークであり,こういったネットワークをシステムとして理解するためには,数理モデルや計算機による数値計算による解析が有効な手段である2)。
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