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特集 POCUS
5.肺エコー:アドバンス—その最先端をのぞいてみる
南 太郎
1,2
Taro MINAMI
1,2
1The Warren Alpert Medical School of Brown University
2Department of Medicine at Kent Hospital and Care New England
pp.45-52
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218804090130010045
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本稿では,肺エコーの「応用編」としてadvanced肺エコーについて少し述べてみたい。フランスの集中治療医,Dr. Daniel LichtensteinによってBLUE*1 protocolが発表された1)のは,今から約20年前,彼によるlung slidingに関する論文に至ってはなんと約30年前の発表になる2)。この30年間におけるPoint-of-Care Ultrasound(POCUS)の進歩は著しいが,肺エコーはPOCUSとともに目覚ましい発展を遂げ,単に気胸やB lineの評価以上の能力を発揮している。
本稿では特に,急性呼吸不全の鑑別やCOVID-19の診断,急性呼吸促迫症候群(ARDS*2)を含む複雑な病態における診断や治療の指針としての肺エコーの有用性,さらに経食道肺エコー(TELUS)や人工知能(AI)を活用した診断支援の可能性などの新しいアプローチについても議論し,現場での実践的な活用方法を考察する。「普段使いの肺エコー」からは少し外れるかもしれないが,肺エコーの現在における最先端,そして近未来の可能性をのぞいてみたい。

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