第6回日本看護医療学会学術集会 シンポジウム
高度先進医療と看護の役割
最先端医療と看護の役割
平田 明美
1
1京都大学医学部附属病院看護部
pp.62-63
発行日 2004年12月25日
Published Date 2004/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200231
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当院は、高度先進医療のみでなく最先端医療を担う病院だと考えている。図1に「TR」、「最先端医療」、「高度先進医療」と「一般医療」の関係を図示してみた。図1の「TR」は、基礎研究成果を臨床に応用するための橋渡し研究「トランスレーショナル・リサーチ」を意味している。当院では、“トランスレーショナル・リサーチセンター”として「探索医療センター」が設立されている。このようなセンターで創造された新たな治療を最先端医療とすると、それが他の医療機関に広まり先端医療や高度先進医療となる。
厚生労働省のホームページによると高度先進医療は、「昭和59年にスタートした先進的な医療技術と一般の保険診療の調整を図る制度」である。その承認状況は、平成16年9月現在で合計77種類、261件である。医療機関は、97(私大37、国大42、公立大8、国立4、自治体立4、財団法人1、独立行政法人1)となっている。
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