Japanese
English
今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
—再生不良性貧血—免疫病態
Immune pathology of aplastic anemia
山﨑 宏人
1
1金沢大学附属病院輸血部
キーワード:
インターフェロン-γ
,
IFN-γ
,
細胞傷害性T細胞
,
CTL
,
制御性T細胞
,
Treg
,
発作性夜間ヘモグロビン尿症型血球
,
PNH型血球
,
ヒト白血球抗原-クラスⅠ欠失血球
,
HLA-クラスⅠ欠失血球
Keyword:
インターフェロン-γ
,
IFN-γ
,
細胞傷害性T細胞
,
CTL
,
制御性T細胞
,
Treg
,
発作性夜間ヘモグロビン尿症型血球
,
PNH型血球
,
ヒト白血球抗原-クラスⅠ欠失血球
,
HLA-クラスⅠ欠失血球
pp.734-739
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202404
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Point
●再生不良性貧血(AA)の発症にT細胞を介した免疫学的機序の関与を示唆する知見は多い.
●なかでも,“グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカー膜蛋白が欠失した発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)型血球”や“6pUPDによるヒト白血球抗原(HLA)-クラスⅠアレル欠失血球”の出現は,細胞傷害性T細胞(CTL)による免疫学的攻撃の関与を強く示唆する重要な現象である.
●炎症性サイトカインであるインターフェロン-γ(IFN-γ)も造血抑制にかかわっている.
●制御性T細胞(Treg)やmiRNAはT細胞活性化の調整にかかわっている.
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