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連載 つくって発見! 美術解剖学の魅力・9
大腿三角─さらけ出した急所
阿久津 裕彦
1,2
1順天堂大学解剖学生体構造科学講座
2東京芸術大学美術解剖学講座
pp.769
発行日 2018年9月25日
Published Date 2018/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201071
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- Abstract 文献概要
屈伸が激しい関節部では,主要な血管や神経は伸縮の影響を受けにくい屈側を通ります。体幹から四肢が突出する部位,つまり腋窩と鼡径部でもそれは同じです。ここは太い血管が通るのでまさに急所ですが,四足動物の姿勢ではちょうど四肢の内側に位置するので,外敵の攻撃からも守られています。
ところが,人間は立ち上がったので鼡径部の急所が前面に丸見えです。ここは大腿動静脈および神経が縦に走る大腿部の盆地で,周囲は鼡径靱帯・長内転筋・縫工筋で囲まれ,大腿三角と言います。
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