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検査ファイル
アクチビンAと肝再生の制御
安田 宏
1
,
峯 徹哉
1
,
小島 至
2
1東京大学医学部第四内科
2群馬大学生体調節研究所
pp.1102
発行日 1994年12月1日
Published Date 1994/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902200
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- Abstract 文献概要
[1]アクチビンについて
アクチビンは腫瘍増殖因子β(transforming growth factor β;以下TGF-β)遺伝子ファミリーに属する分子量25,000の二量体蛋白であり,もともと卵胞液中より卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌抑制因子であるインヒビンを分離,精製する際に,逆にFSHの分泌を刺激する因子として分離された.その構造は特徴的で同じファミリーに属するインヒビンのβサブユニットの二量体という構造を持っている.βサブユニットはβAとβBの2種類存在することから3種類のアクチビンが存在し,それぞれアクチビンA(βAホモダイマー),アクチビンAB(βA-βBヘテロダイマー),アクチビンB(βBホモダイマー)と呼ばれている.アクチビンは局所において産生され作用し,細胞の分化や増殖に大きな影響を及ぼしている.また発生の過程でアクチビン遺伝子が初期胚において発現し中胚葉誘導を行うことが明らかになっている.
アクチビンは,卵胞液から分離されたこともあり,インヒビンとともに婦人科領域ではよく知られていたが,内科医にとってはなじみの薄い物質であった.ところが最近このアクチビンが骨髄,神経系,副腎などに加えて肝や膵ラ氏島にも存在し,その機能を制御していることが明らかとなり,また動脈硬化との関連も想定されてきた1).本稿では肝再生におけるアクチビン病の作用について紹介する
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