Japanese
English
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、338ページから341ページの文献です。購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
75g経口ブドウ糖負荷試験は,糖尿病前段階の耐糖能異常の発見,糖尿病の診断,および妊娠糖尿病のスクリーニング検査に欠かすことのできない,臨床上非常に有用性の高い検査である.被検者は空腹時に75gのブドウ糖溶液を服用し,その後経時的に採血を行い,血糖値,血中インスリン値,尿糖を測定する.
東京大学医学部附属病院(以下,当院)では,外来患者の血糖負荷試験は外来採血室にて通常の採血業務と並行して実施している.依頼内容により採血開始から検査終了まで90〜300分を要するため,個々の患者によって採血回数が異なり,さらに検査開始時間は患者の来院時間によって決まるため,まちまちである.
当院の1日の外来採血者数は1日平均で約970名であり1),外来採血患者の約90%は診察前検査であるため,採血開始時刻の8時10分から2時間ほどは患者が採血室に集中し,採血室の稼働がピークに達する.血糖負荷試験件数は年々増加傾向にあり,統計を開始した2008年は206件であったが2018年は508件で,全採血件数に占める割合はそれぞれ0.09%(206件/229,171件),0.22%(508件/226,728件)と増加している.
血糖負荷試験は主に採血室専任スタッフが担当しているが,専任スタッフは他にも採血困難者や車いす患者,体の不自由な患者の対応,治験などさまざまな患者の対応を行っているため,必然的に血糖負荷試験への注意力が散漫となりやすい.特に採血患者数の多くなる午前中は,①採血業務の忙しい早朝の時間帯に血糖負荷試験採血が集中し,時間通りに採血ができない,②採血時刻に患者が不在の場合にスタッフが気づかず定時採血がなされない,③採血管の取り違いなど,さまざまなインシデントが過去に数件発生していた.この問題を解決するため,当院では通常の採血管供給システムに血糖負荷試験用の時間管理システムを追加し,運用を開始したのでご紹介したい.

Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

