技術講座 採血
シリーズ 最新の採血方法・3
真空採血・注射器採血,採血管の選択と順番
土屋 直道
1
,
松尾 収二
2
1公益財団法人天理よろづ相談所病院臨床検査部
2天理医療大学臨床検査学科
pp.1106-1113
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206228
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Point
●採血は真空採血を原則とする.真空採血は,採血管を差し替えるだけで,分注操作の手間がなく必要量の血液を採取できる.また,無菌状態で採血でき,かつ針刺し事故の危険性が低い.ただし,細い血管での採血には適さない.
●注射器採血は細い血管や触知困難な血管での採血に適するが,検体分注時に針刺し事故,感染,検体汚染のリスクが高い.
●患者と採血者の安全確保と正しい検査結果の保証を第一として作成された「標準採血法ガイドライン」を順守し,安全で適切な採血業務を遂行する.
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