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検査データを考える
ダニアレルゲンと気管支喘息・アトピー性皮膚炎
小倉 由紀子
1
,
小倉 英郎
1
1独立行政法人国立病院機構高知病院臨床検査部アレルギー研究室
pp.1385-1389
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100875
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
室内アレルゲンとして,猫,犬,小鳥,ハムスターなどの室内ペット,羊毛,羽毛などの寝具,衣類も重要ではあるが,それらはその家庭に存在していなければ,アレルゲンになる可能性は低い.家塵ダニは,そこに住む人間の認識の有無にかかわらず,一般家庭内において,普遍的,かつ多量に繁殖し,気管支喘息やアトピー性皮膚炎患者の室内アレルゲンとして,最も注目されている.
自然界には何億種ものダニが存在するが,アレルゲンとなるのは,人や動物を刺すダニではない.わが国では,ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus,Dpと略)とコナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae,Dfと略)の二種が,人間の生活する建物内のじゅうたん,畳,寝具などの中でひそやかに繁殖し,吸入抗原・接触抗原となる糞や死骸の破片をまき散らし,気管支喘息,アレルギー性鼻炎,アレルギー性結膜炎,アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の原因あるいは悪化要因となっている.本稿では,これらの家塵ダニの生態およびアレルギー疾患への関与の実態とダニアレルギーの検査について解説する.

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