技術講座 病理
通常のパラフィン切片からのRNA抽出およびRT-PCRによる遺伝子発現解析
稲葉 不知之
1,4
,
品川 泰弘
2
,
山崎 龍王
1,4
,
橘 昌嗣
3
,
川又 均
2
,
藤盛 孝博
4
,
深澤 一雄
1
,
稲葉 憲之
1
1獨協医科大学産婦人科学
2獨協医科大学口腔外科学
3獨協医科大学外科
4獨協医科大学病理学(人体分子)
pp.1355-1362
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100874
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新しい知見
分子生物学の発展は目覚ましく,遺伝子解析は必要な手技の一つとなりつつある.またNCBI(PubMed http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi)といったインターネットサイトによって遺伝子群,塩基配列などの情報が容易に手に入る環境が構築されつつある.最近ではポストゲノムと称し,蛋白質にも注目が集まっている.このような環境の中でRNA抽出が一般的に行われ,目標とする遺伝子をポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction,PCR)により増幅し,遺伝子解析のツールの一つとなりつつあるのは自然の流れといえる.
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