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病気のはなし
萎縮性胃炎
大澤 博之
1
1自治医科大学内科学消化器内科
pp.496-500
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100027
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新しい知見
慢性胃炎の大部分はB型萎縮性胃炎で,ヘリコバクターピロリ(Helicobacter pylori)菌がその原因と考えられている.ヘリコバクターピロリ菌感染は胃癌の発癌因子と考えられている.近年,胃癌検診に血液中の「ペプシノゲン」を測定する方法が取り入れられるようになってから,慢性萎縮性胃炎が胃癌発症の危険因子として広く知られるようになった.また,最近の研究では萎縮性胃炎では病変の進行に伴って抗胃壁細胞抗体の出現率が高くなり,いわゆるA型胃炎とB型胃炎との混合型が存在していることがわかってきた.しかしながら,この混合型が胃癌発生などにどの程度の影響を及ぼしているのかは今後の研究課題である.

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