Japanese
English
綜説
慢性萎縮性胃炎にみられた特殊な胃疾患を中心に
On the special gastric diseases with chronic atrophic Gastritis
島田 信勝
1
,
佐藤 雄次郞
1
1慶応義塾大学医学部外科学教室
1Surg. Dep. of Keio Univ.
pp.295-301
発行日 1956年5月20日
Published Date 1956/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201800
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原発性慢性胃炎のうち,長期に亘る胃困難症状を有し,内科的治療も奏効なく,胃粘膜の萎縮する傾向の強いものは外科的療法の適応となり得ることは度々報告したところであるが.最近これ等の慢性胃炎に手術を行い,切除胃について病理組織学的に検索したところ,慢性胃炎に伴つて種々の興味ある所見を呈した数種の胃疾患を経験した,勿論これ等の症例の大多数については,従来も一部の入々によつて注意を換起せられていた疾患であるが,慢性胃炎の外科に関連して敢えて注意の必要性を痛感したので,症例を中心に述べてみる.
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