Japanese
English
研究
アルカリホスファターゼ管(栄研)による血清アルカリホスファターゼ活性測定法についての検討成績
佐々木 禎一
1
,
岡崎 廸子
1
,
坂本 稜子
1
,
藤原 恭子
1
1札幌医科大学附属病院中央検査部.生化学部門
pp.170-174
発行日 1966年2月15日
Published Date 1966/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915910
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
日本栄養化学K. K. から出された血清AlP測定試薬「AlP管(栄研)」について次の検討成績を得た。
1.操作段階が少なく,手技的に容易で,目的に応じて半定量と定量とに使用しうる便利な国産の試薬セットである。
2.反応後の呈色液は550mμにAlP活性を表わすPPの吸収を示す。試薬盲験では全く発色しないので毎回盲験の要はなく,水を対照として測定することができる。
3.温置時間(0〜60分)とAlP活性との間にSigmoidの関係がある。
4.発色は再現性も高く,また発色後1時間以降はきわめて安定な呈色を保つている。
5.高力価血清の稀釈は,水あるいは生食(夫々8,16倍稀釈まで)で行なつてさしつかえない。
6.アルカリ剤は開封後長期にわたつたものは劣化し活性値に影響を与えるので新鮮なものを使用すべきである。
7.呈色液の550mμにおけるPPの吸収ピークは,血清のAlP活性およびビリルビン濃度の大小にかかわらず常にビリルビン由来のピーク(450mμ周辺)とclear cutに分かれている。したがつてビリルビンの影響は受けず,また総ビリルビン,黄疸指数との同時測定も可能である。
8.一方BSP混在血清ではアルカリ性下で異常発色するので測定値に影響を与える。
9.PPを用いた検量線では0〜800μg/dlの範囲で直線性を示す。

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