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血清アルカリホスファターゼアイソザイム活性の自動化法
山﨑 浩和
1
,
多田 正人
1
,
小池 亨
1
,
細萱 茂実
1
,
矢冨 裕
2
,
尾崎 由基男
3
1山梨大学医学部附属病院検査部
2東京大学医学部臨床病態検査医学
3山梨大学医学部臨床検査医学講座
pp.1338-1340
発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101637
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はじめに
血清アルカリホスファターゼ(ALP:alkaline phosphatase)は,肝型,骨型,胎盤型また小腸型など臓器特異性を有するアイソザイムが存在する.その分析によって障害臓器を推定できることから,詳細な解析にはアイソザイム分析が不可欠となっている.しかし,従来からアイソザイムの測定に用いられてきた電気泳動法は,簡便性や迅速性に問題が残されており,臨床にいかに早く情報を提供するかが課題となっていた.
本稿では,われわれが開発した血清ALPアイソザイム活性の自動測定法の概要について解説する.なお,血清ALP活性測定法に関する一般的な内容1)に関してはほかの文献を参照されたい.
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