Japanese
English
表紙の裏話
微細形態からわかる神経細胞の機能
守屋 敬子
1
1東京都医学総合研究所こどもの脳プロジェクト
pp.602
発行日 2013年6月15日
Published Date 2013/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103453
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- Abstract 文献概要
ニューロンは,それぞれが属している脳の部位が機能するのに適した形をしている.今月の表紙にデザインされたニューロンは,嗅球にある顆粒細胞と呼ばれる抑制性の介在ニューロンである(“嗅球”と言っても,正確には匂い情報を処理する主嗅球ではなく,フェロモン情報を処理する副嗅球のニューロンである.どちらの嗅球にも同じような顆粒細胞が存在するため,ここでは“嗅球の顆粒細胞”と表現する).
提供した画像は,生後すぐのラット嗅球を材料とした,初代分散培養のニューロンである.分散培養を行うと脳の層構造がもつ機能は失われるが,一度分化の方向性が定まったニューロンの基本的な性質は変わらない.そのため,ニューロン自体の性質を解析する目的で使われる.この培養シャーレ中には,ニューロンのほかグリアなど複数種の細胞がひしめき合って存在するが,単一細胞のみに蛍光蛋白質を発現させると,その形態の細部まで確認することができ,単一細胞の経時的イメージングが可能となる.
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