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今月の特集2 連続モニタリング検査
バイオセンサーを用いた医療用連続モニタリングシステム開発の現状と展望
Current development and future prospective of biosensor based-clinical continuous monitoring systems
軽部 征夫
1,2
,
三上 あかね
3
1東京大学
2東京工科大学
3東京工科大学大学院バイオ・情報メディア研究科バイオニクス専攻
キーワード:
バイオセンサー
,
血糖センサー
,
持続型グルコースモニタリングシステム(CGMS)
Keyword:
バイオセンサー
,
血糖センサー
,
持続型グルコースモニタリングシステム(CGMS)
pp.671-676
発行日 2013年6月15日
Published Date 2013/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103449
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■持続型グルコースモニタリングシステム(CGMS)は,目的分子の特異的な検出や小型化を可能とするバイオセンサー技術に基づく医療用連続モニタリングシステムである.
■汎用CGMSは,皮下に挿入し細胞間質液(ISF)のグルコース濃度から血糖値を換算する侵襲型バイオセンサーである.現在,1週間程度の持続使用が可能となっているが,感染症や炎症,また,1日数回の血糖測定による補正を必要とする,などの問題点がある.
■バイオセンサーに基づくCGMS技術は,人工膵臓の開発や,ほかの疾病バイオマーカーなどの連続モニタリングシステム開発への応用が期待される.
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