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I.はじめに
古来より人間はその周囲を取り巻く環境の変化に対しうまく順応してきた。しかしながら情報化社会といわれる現在では社会環境も加速度的に変化し,今やわれわれはありあまるほどの情報を受け入れなければならなくなってきた。しかもその情報を整理制御し確実に社会にフィードバックし適切に対応しなければならなくなった。したがってこのような社会環境下にいるかぎりいろいろな不定愁訴をもった人が急激に増加の傾向にある。
耳鼻咽喉科を訪れる患者の中にも心因的要素に端を発する難聴や平衡機能障害と思われるケースに遭遇する機会が増えてきた。心因性難聴についてはすでに多くの報告がある。
Seven cases of psychogenic hearing loss, ranged in age from 8 to 35 years old, showing normalresponse in both ABR and SR were reported. After psychotherapy by psychiatrists, four of them returned to normal hearing, but two remained unchanged, and one failed to be followed.
It was thought that these patients had some problems in their surrounding circumstance and psychological aspects which might induce the psychogenic hearing loss.

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