Japanese
English
Editorial
「セント・ビンセント宣言」から「Unite for Diabetes」へ
From St Vincent's Declaration to Unite for Diabetes
内潟 安子
1
1東京女子医科大学糖尿病センター
pp.869
発行日 2006年11月15日
Published Date 2006/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100426
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- Abstract 文献概要
糖尿病に関して世界的視野で活動を行っているのが国際糖尿病連合(International Diabetes Federation,IDF)という組織で,いわば世界各国の糖尿病学会や協会の上部の組織といえる.3年に1度開催される国際糖尿病会議(World Diabetes Congress)の主催者である.第15回の会議が1994年に神戸で開催されて,その直後に阪神淡路大震災が起こったことは記憶に鮮烈に残る.IDFは,WHO,UNESCOなどと同じく国際連合(UN)の下部組織の1つでもある.
IDFはまた活動の方針を表明するかのように,「宣言」というものを出す.1989年の「セント・ビンセント宣言」(St Vincent's Declaration)は,糖尿病が人類の健康を大いにそこねることを予測して,啓蒙活動を十分にして糖尿病のケアを充実させることなどを述べている.いま読んでもけっして古くない.しかし,今日の糖尿病をとりまく情勢はこの宣言をあざわらうかのような様相である.
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