Japanese
English
講座 性行為感染症(STD)の診断と治療
V.性器ヘルペス,尖圭コンジローム
Diagnosis and Treatment for Sexually Transmitted Diseases:(5) Genital Herpes, Condyloma Acuminatum
新村 眞人
1
Michihito Niimura
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, The Jikei University School of Medicine
pp.407-411
発行日 1985年5月20日
Published Date 1985/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204045
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
性器ヘルペスと尖圭コンジロームは,皮膚科外来でしばしばみられるSTDであり,梅毒,軟性下疳などの性病が激減したのに対して,最近ではウイルスなど非細菌性の病原体によるSTDが増加する傾向にある。性器ヘルペスは数年前に米国での急増が大きな社会問題となり,その影響でわが国のジャーナリズムが騒ぎ過ぎた感もあるが,皮膚科外来を訪れる患者数は明らかに増加しつつあり,とくにこれまではほとんどみることのなかつた成人の初感染である急性型単純ヘルペス感染症をしばしばみるようになつてきている。またSTDは,すべてが性行為によつて感染するわけではないが,性病に感染したという罪悪感にさいなまれ,加えてきわめて難治性であるために,ヘルペスノイローゼともいうべき患者をみるようになつた。こうした疾患が増加した理由としては,性習慣が変わつてきたことにもよるが,ピルの普及によりコンドームを使用しなくなつたということも一つの理由と考えられている。

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