Japanese
English
特集 いまさら聞けない聴覚検査のABC
インピーダンスオージオメトリー
Impedance audiometry
寺西 正明
1
,
曾根 三千彦
1
Masaaki Teranishi
1
,
Michihiko Sone
1
1名古屋大学耳鼻咽喉科
pp.414-420
発行日 2016年5月20日
Published Date 2016/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200997
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POINT
●インピーダンスオージオメトリーは,音エネルギーが鼓膜,中耳へと伝わる際の音響インピーダンスを測定し,中耳の伝音機能を知る他覚的検査法である。
●インピーダンスオージオメトリーは,実際の臨床ではティンパノメトリーと耳小骨筋反射検査が行われる。
●頻用されるティンパノメトリーは低周波数(226Hz)プローブ音を用い,得られたティンパノグラムは,波形のピークの位置,高さで分類され,A,B,Cの3型に分類される。
●中耳伝音系のインピーダンスを詳細に検討するためには連続周波数ティンパノメトリーが有用であり,内耳圧の評価にも応用されている。
●耳小骨筋反射は簡便な他覚的聴覚検査であるが,反応が欠如していても,難聴と判断できないことがある。また補充現象陽性耳では,ある程度の難聴であれば反射が保たれるので,この反応を認めても難聴がないと判断できないため,注意が必要である。
●耳小骨筋反射は顔面神経麻痺の予後判定にも用いられ,陽性例の予後はよいが,陰性例でも必ずしも予後不良ではなく,電気生理学的検査による評価も必要となる。

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