Japanese
English
特集 電子カルテの現在と将来
1.電子カルテの現況
1. Recent Status of Electronic Medical Records in Japan
坂部 長正
1
Nagamasa Sakabe
1
1鈴鹿医療科学大学医用工学部医用情報工学科
pp.934-940
発行日 2003年12月20日
Published Date 2003/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100872
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- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
医療系雑誌やマスコミに「電子カルテ」の用語が登場してから数年が経過し,珍しくなくなってきた。医療機関で診療情報の開示が積極的になされるようになり,電子カルテと情報開示の用語がペアーで使われることもしばしばである。
筆者は,耳鼻咽喉科の臨床医として勤務しながら大規模オーダシステムを開発稼働した経験をもち,現在は医療情報系の大学で病院情報システム関連の講座の教鞭をとる者として,手書き病歴(以下,カルテと略)の電子化に関して,これまでの経緯,現況,既存の医療情報システムとの関連,将来像などについて解説する。
なお,JOHNS 18巻8号(2002年)は1),「情報化時代の診療」をテーマに特集を組み,筆者は「診療の情報化時代」というテーマで執筆したが,本稿では,特に「電子カルテ」について焦点を絞り述べることとする。

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