講座 コンピュータの使い方・12(最終回)
コンピュータ応用の将来へ向けて—パソコンの将来性・医学におけるコンピュータ利用の方向・情報交換の場
三宅 浩之
1
,
土肥 一郎
2
,
浅原 朗
3
,
開原 成允
4
,
坂部 長正
5,6
Hiroshi Miyake
1
,
Ichiro Dohi
2
,
Akira Asahara
3
,
Shigekoto Kaihara
4
,
Nagamasa Sakabe
5,6
1関東逓信病院医用情報研究所・電子応用医学研究部
2中央鉄道病院
3中央鉄道病院放射線科
4東京大学医学部付属病院中央医療情報部
5国鉄本社・情報システム部医療システム
6中央鉄道病院・医療システム開発室(耳鼻咽喉科)
pp.1229-1238
発行日 1983年7月10日
Published Date 1983/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218364
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坂部(司会) この1年間「講座=コンピュータの使い方」を連載してまいりまして,数々の反響が編集室にも,執筆したわれわれのもとにも参っております.個々の内容についてのご助言,ご提案もございましたが,概ね読者の方々には好評をいただいたようです.
当初本講座を企画,編集するにあたり,医師,とりわけ本誌の主な読者である内科医の方々に,いわゆる"コンピュータ・アレルギー"を持っている方が多いのでは,との危惧から,その項目の立て方,執筆の方法については色々苦心した次第です.ところが,この1年の間にワープロを含めて,マイコン,パソコンの一大ブームとなり,コンピュータを知らなければ時代に乗り遅れるといった,コンピュータ大衆化の状況を呈して参りました.読者の方からも,マイコンの医学応用についてとりあげてほしいとの要請もございましたが,ここで本講座の所期の目的は一応達せられたこととし,こうした新たな状況にどう対応したらいいか,という問題も含めて,本講座の編集メンバーの先生方に,しめくくりのお話し合いをしていただきます.
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