Japanese
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明日への展開 ADVANCED TECHNOLOGY
III.腫瘍
婦人科癌と腫瘍マーカー—その現状と将来
竹内 正七
1
,
金沢 浩二
1
,
湯沢 秀夫
1
Shoshichi Takeuchi
1
1新潟大学医学部産科婦人科学教室
pp.279-284
発行日 1984年4月10日
Published Date 1984/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206974
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
腫瘍マーカーとは,それが腫瘍患者血中に出現ないし増量するために,これを検出してその動態をみることが,腫瘍の病態を把握する上に有用となる物質といえよう。この中には,その腫瘍に特異的なマーカー(その腫瘍からのみ生成される物質)と,その腫瘍に関連あるが非特異的なマーカー(正常組織ないし他の腫瘍からも生産される物質)との2つがある。腫瘍マーカーのほとんどは蛋白からなり,前者は腫瘍特異蛋白ないし抗原tumor specific antigen,後者は腫瘍関連蛋白ないし抗原tumor-associated antigenと呼ばれる。現在までのところ,ヒト癌について腫瘍特異抗原の証明は不確実であり,婦人科癌についても例外でない。したがって,現在臨床的に応用できているものは腫瘍関連抗原であるが,その数は膨大である。
本稿においては,婦人科癌を中心に,腫瘍マーカーがどのように理解され,今後どのように発展していくかについて概説する。

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