Japanese
English
論述
先天股脱観血的整復後に発生する巨大骨頭について
岩崎 勝郎
1
,
鈴木 良平
1
,
宮田 定倫
1
,
松本 直昌
1
,
田副 司郎
2
,
片山 修史
3
Katsuro IWASAKI
1
1長崎大学医学部整形外科学教室
2県立整肢療育園
3国立長崎中央病院
pp.10-21
発行日 1978年1月25日
Published Date 1978/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905645
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- 1ページ目 Look Inside
はじめに
先天股脱観血的整復術後に発生する巨大骨頭に関しては,本邦において最近とくに注日をあつめている問題である.第10回先天股脱研究会19)においてはこの問題に関して種々討議が行なわれたが巨大骨頭とはどのようなものをいうのか,すなわち定義やその表現の方法などの基本的な事柄が一定していないために,その発生頻度に関しても報告者によってかなりのバラツキがあり,更に発生原因,経過ならびに対策などについていまだ不明な点も少なくない.
いうまでもなく巨大骨頭(coxa magna)とは骨頭すなわち大腿骨中枢端の関節軟骨によつて被覆されている部分が肥大してくるもので,それにつづく頸部もこれに関連して,その大きさを増しているわけであるが,これら一連の過成長の範囲は関節包内の骨,軟骨に限られたものである.そしていわゆるペルテス様変化とは厳密に区別されねばならない.

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