Japanese
English
論述
先天股脱の機能的療法
Functional treatment in congenital dislocation of the hip
岩崎 勝郎
1
Katsuro IWASAKI
1
1長崎大学医学部整形外科学教室
1Dept. of orthop. surg., Nagasaki university school of medicine.
キーワード:
整復のメカニズム
,
mechanism of reduction
,
リーメンビューゲル
,
Pavlik-harness
,
新生児
,
newborn
,
乳児
,
infant
,
骨頭核変形
,
ischemic necrosis
Keyword:
整復のメカニズム
,
mechanism of reduction
,
リーメンビューゲル
,
Pavlik-harness
,
新生児
,
newborn
,
乳児
,
infant
,
骨頭核変形
,
ischemic necrosis
pp.131-137
発行日 1980年2月25日
Published Date 1980/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906066
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
先天股脱に対する機能的療法の原点ともいうべきRiemenbügel法(以下Rb法と略)の整復のメカニズムは,従来,Pavlik15),Mittelmeier13),坂口17,19)らによつていわれていたような筋力の作用によるものではなくて,Rb装着下での下肢の重量が非常に大きな役割を演じていることはすでに報告してきた11).このことはPavlik以来の機能的療法の概念の再検討をせまるものであり,今後はこの整復理論にもとづいた新しい機能的療法の確立が望まれる.本論文ではそのような観点からの先天股脱に対するRbを中心とした機能的療法のあり方と,それらに関するいくつかの問題点につきのべる.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.